辻村和服専門学校では、地域社会に貢献するための取り組みや、さまざまな「サスティナブル」な取り組みを継続的に行っています。
1、地域とのかかわり
・静岡市内の高等学校に伺って、高校生と「運針」や「ものづくり」を一緒にすることによって、着物や和裁のことをより深く知ってもらう活動をしています。
近年実績:駿河総合高等学校、静岡女子高等学校、静岡農業高等学校、第一学院高等学校静岡校等
・静岡市内の施設こどもクリエイティブタウン「ま・あ・る」にて小学生に針を使っての「ものづくり」を体験してもらい、それ通して着物や和裁を知ってもらう活動をしています。
・公益社団法人静岡県職業教育振興会主催のアピタ静岡店でのワークショップへの出店をしています。
園児やその保護者の方、そして小学生から高校生まで、幅広い世代の方に着物や和裁を知ってもらう活動をしています。
・静岡県和装教育推進会の一員として、静岡市内の中学校での浴衣の着方授業のお手伝いをしています。
2、物を大切にする技術
・新しい生地(反物)から着物の形に手縫いで仕立てるのが和裁の仕事。それがメインですが「古い着物を直して着る」、そういったリメイク、リフォームの技術を教えています。物があふれている時代だからこそ、古くて良いものを再び着ることができるようすることが大切です。
着物を一度ほどいて洗った「洗い張りの反物」の仕立てや、今ある着物の寸法を直したり、裏地を新しいものに変えたりもします。また、大人の着物を子供用の着物に仕立て直したりして、用途や形を変えて再び着ることができるようにします。
3、和裁という職業分野の普及
すべての活動がこれに結びつくと考えますが、当校では、小学生や中学生、高校生にさまざまな職業を知ってもらうための「おしごと年鑑」「おしごとはくぶつかん(https://oshihaku.jp/)」「朝日小学生新聞」「朝日中高生新聞」などの職業ガイドに和裁の写真等を提供し、協力しています。
4、国際交流
・日本の文化を知りたい外国人にとって着物は必ず通る道。海外の研修生を半日等受け入れ、学校見学や裁縫体験等をしてもらうことで、日本の民族衣装である着物、そして和裁を感じていただきます。