和裁の道に進もうと思ったきっかけは、親戚の叔母が作ってくれた一反の浴衣でした。夏にその浴衣を着れることが嬉しくて自分でもいつか縫う事ができたら素敵だなと思っていました。手先は器用なほうではなかったので不安もあったのですが和裁以外にも着付けや茶道の授業もあってたくさんのことを学べるのが楽しそうだな思いこの学校に決めました。苦労することもたくさんありましたが、一番の目標だった国家検定一級も取得することが出来ました。
今は結婚して縫っていられる時間も少なくなってしまいましたが、自分が出来る範囲で仕事を続けています。先の事はまだわかりませんが子供ができたら浴衣を縫って着せてあげるのが今の私の夢です。
※取材時より、5年以上経ちましたが、現在も辻村和裁研究所の研究生として和裁のお仕事をしています。